斉藤犬子のスロウな日々

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育児日記とゆるく生きるためのアレコレ

【出産後日談】大量出血で再入院した話

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こんにちは、斉藤犬子です。

 

出産体験記の後日談なのですが…。

産後2週間のある日、突然大量出血して再入院しました。

 

改めて、

産褥期はなめたらアカン!

絶対安静、家事は家族に頼って無理をしない!

里帰りできない場合は、いつでも誰かに連絡が取れるようにしておいた方がいい!

…と思い知ったので、記録しておきます。

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退院後、出血は突然に

出産は特にトラブル無く、予定通り5日で退院しました。

分娩時の出血量は普通。

子宮の戻りや悪露の量も普通。

その他諸々、あまりにも産後の経過が順調だったので助産師さんからは「犬子さんは何もかも教科書通りに進んで、優等生みたいですね!」なんて感心されるほどでした。

 

退院後は実家に帰り、家事は母に任せて赤ちゃんとの生活を満喫していました。

初孫ということもあり、両親はこれでもか!というくらい甘やかしてくれました。

栄養満点のご飯を三食用意してくれるし、「産後は足腰が弱っているから」と言って赤ちゃんの沐浴も母が入れてくれる。

わたしは赤ちゃんと一緒に寝て起きて、おむつ替えと授乳だけをする日々です。

こんなに怠けていいんだろうか?と思いつつ、母の好意に甘えてのんびり過ごしました。

 

実家のサポートを受けたおかげで、早々に赤ちゃんとの生活に慣れました。

たっぷり睡眠をとれていたので夜中の授乳も全然苦痛ではありません。

 

赤ちゃんの扱いはまだ恐々でしたが、うまくやっていけそうだな、と自信がついてきたそんなある日。

産後12日目の、夕方16時半ごろのことでした。

 

隣で寝ていた赤ちゃんが泣きだしました。

そろそろオムツ替えと授乳の時間だな…と思いながら体を起こすと、股間から大量の水?が出てきたのです。

 

とにかくすごい量でした。

ドバドバーッ!と、溢れ出す感じで。

一瞬で、履いていたパジャマのズボンが水浸しになるのがわかりました。

 

この時、まさか出血とは思わなかったので「ヤバイ、尿もれかな? それにしては量がすごいな…」なんてのんきなことを考えていました。

それくらい、痛みや違和感が全くなかったのです。

 

立ち上がってみて目を疑います。

寝ていたベッドのシーツが真っ赤に染まっている!

尿もれかと思ったけど、パジャマのズボンが血まみれになっている!

しかも赤ちゃんが泣いている。

ヤバイ、とにかくヤバイ。

出血はともかく、赤ちゃんを何とかしなくては。  

 

とりあえず隣の部屋にいる母に携帯で電話をかけました。

母に赤ちゃんを見てもらっている間に着替えようと思ったのです。

 

血まみれのわたしを見て、母も驚きます。

「病院に電話した方がいいんじゃない?」と言われましたが、この時はまだ悪露が溜まって出ただけで、大したことはないと思っていました。

 

とりあえずシャワーで洗い流したいから、赤ちゃんを母にお願いしてお風呂場へ向かいます。

脱衣所で服を脱いでびっくり。

見たこともない量の血で、ショーツもパジャマもぐちゃぐちゃです。

服はもう捨てなきゃダメだな…。

脱いだ服をバケツにつっこみ、シャワーを浴びました。

 

しかし。

どれだけシャワーを流しても、真っ赤な血が流れていきます。

 

えっ、まだ出血している!?

ここでようやく、自分の体が何だか危険な状態にあることに気づきました。

普通の出血じゃない!

 

恐る恐る股間を覗き込むと、血と一緒に体の中身が外に飛び出ています。

後で調べると、どうやら子宮脱の状態だったようです。

 

とにかく、ショックでした。

見た目のグロテスクさと、未だ止まらない血。

足が震え出しましたが、何とか体を吹き、ナプキンをあててお風呂場を出ました。

お風呂場までの廊下に血が落ちていて、なかなかヤバイ光景でした。

 

時刻は16時50分。

出産した助産院に電話をしました。

「よくわからないんですが、大量に出血していて止まらないんです…」そう言うと、「17時までは当番の産科医がいるのですぐに来てください!」と言われました。

 

隣ではお腹をすかせた赤ちゃんが泣いています。

産後12日は、まだ2、3時間に一度は授乳をしています。

赤ちゃんを置いていくことはできないと思ったので、一緒に病院へ連れて行くことにしました。

母が外出の準備をするわずか5分ほどの間に、とりあえず赤ちゃんに授乳をして、急いで車に乗り込みました。

 

病院到着、そして容体急変

病院へは15分ほどで到着しました。

車から降りた途端、また大量に出血しました。

外出する際に、祖母が使っているオムツを履いてきたので何とか食い止めましたが、内診台に乗るときにはすでにオムツから血が漏れていました。

 

履いていたものを脱ぐと、大きな血の塊が落ちました。握りこぶし2つ分ほどの大きさです。

ヤバイ、とにかくヤバイ。 

こんな血の塊、今までに見たことない!

 

ですが、無事病院に着いたので気持ちは落ち着いていました。

産科医さんも待ってくれていましたし、赤ちゃんも助産師さんが預かってくれました。

血の塊を見た先生が「フォアグラですね」と言ったのが面白くて笑ってしまったくらいには落ち着いていました。

何とかなるだろう、そう思いました。

 

そして先生の診察と処置が始まりました。

このときの内診が、めちゃくちゃ痛かったです。

赤ちゃんを出すよりも、いろんな器具を入れられている方が痛いんですね。知りませんでした。(笑)

陣痛のときですら泣かなかったし叫ばなかったのに、「痛い!痛い〜!」と情けない声をあげて泣いてしまいました。

隣にいた助産師さんが「お産より痛いことは無いから大丈夫だよ」と励ましてくれましたが、もうお産の痛さなんて忘れました。

今の方が絶対痛いよ!(涙)

 

で、色々調べてもらいましたが出血の原因がわかりません。

先ほどより量は減りましたが、子宮からの出血がダラダラ止まりません。

とりあえずタンポンのような詰め物をして経過を見ることになりました。

 

もちろん入院です。

帰宅してまた大量出血したら怖いですから。

赤ちゃんも一緒に入院させてもらえることになり、自分の体より赤ちゃんの授乳の方が心配だったので助かりました。

 

赤ちゃんと一緒に病室に運ばれ、おトイレに行ける状態では無かったので、尿道に管を入れられました。

初めての体験でした。(笑)

痛いのかな?とドキドキしましたが、意外とすんなり入りました。

内診の方が痛かったので、痛みに慣れていたのかもしれません。

ちなみに、男性の方が痛いらしいです。(笑)

 

そんなくだらないことを看護師さんと話していると、突然気分が悪くなりました。

ベッドに寝ているのに目眩がして、吐き戻しそうになりました。

よくテレビドラマで見る、指先に繋いでいた機械がピピピ!と激しく鳴り出し、看護師さんが「容体急変しました!」と慌てて先生を呼び出します。

 

気持ちが悪くてぐるぐるしている中、酸素吸入と点滴を追加されました。

バタバタと看護師さんが対応してくれるのを見上げながら、本当にドラマみたいだな…と他人事のように考えていました。

 

そこへ先生がやってきて、「ここ(助産院)ではこれ以上の処置ができないので、別の病院へ移ります」と言い、慌てて電話で救急車を手配し始めました。

当番の先生が元々所属している総合病院に搬送されるとのこと。

 

えっ?転院?

赤ちゃんは一緒に行けるんですか?

相変わらず自分の容体より赤ちゃんが心配で尋ねてみると、「赤ちゃんは一緒に入院できません」との回答が。

 

出産してからずっとそばにいて母乳しかあげていないのに、赤ちゃんと引き離されるってどうなるんだろう?

誰が面倒見るの?

実家の母に頼むといっても、哺乳瓶の準備が無い…。

しっかり母乳が出ていたので、哺乳瓶を用意していなかったのです…バカですね。

緊急時に準備しておくべきでした。

 

病院に付き添いで来てくれた母は、わたしの入院準備のため一時帰宅していたので、誰にも相談できないまま、救急車で搬送されることに。

赤ちゃんは助産師さんが抱っこして、とりあえず救急車で一緒に運んでもらうことになりました。

まだ1月末の寒い夜でした。

こんなことになってごめんね、本当にごめんね…。

赤ちゃんの顔をみると不安と申し訳なさで涙がこぼれました。

 

相変わらず目眩で気持ち悪い中、救急車に乗せられました。

救急車に乗り込む直前に旦那さんに連絡がついたそうで、搬送先の病院へ直接来てもらえることになりました。

帰宅した母にも連絡してくれるそうで、ひとまず安心。

救急車に乗せられた赤ちゃんは意外にも静かに寝ていたことにも救われました。

 

総合病院へ到着、入院

病院に到着したのは19時ごろだったと思います。

分娩室に運ばれ、処置が始まりました。

赤ちゃんは入れないので、付き添いの助産師さんに抱かれたまま分娩室の外で待つことに。

最後にお乳をあげたのが17時ごろだったので、もうお腹をすかせているはず。

赤ちゃんのことを思うと涙が止まりませんでした。

 

そして今回の処置もまた痛い!(涙)

何か色々な器具を入れられて、再び泣きました。

 

産科医さんが3人来てくれましたが、やはり原因はわからず…。

とりあえず子宮からの出血を止めるため、バルーンを入れてもらうことになりました。

バルーンで子宮を圧迫して出血を止め、経過を見るとのこと。

 

バルーンで何とか出血が止まったときには20時が過ぎていました。

旦那さんと母が病院に到着して、赤ちゃんを連れて帰ってもらうことに。

病室に移動すると赤ちゃんに会えなくなるので、最後に授乳させてもらえました。

と言ってもわたしは起き上がれず、両手に点滴を刺されていたので赤ちゃんを抱けませんので、看護師さんが赤ちゃんを抱いてお乳を吸わせてくれました。

 

授乳しながら入院の説明を受けていると、出血の原因がわからないので、いつ帰れるかわからないとのこと…。そりゃそうです。

入院計画書の「入院期間約2週間」の文字を見て、赤ちゃんに申し訳なくて号泣してしまいました。

処置をしてくれた産科医さんが「赤ちゃんはお腹が空いたら何でも飲むから大丈夫。お母さんが思っている以上に逞しいんですよ」と励ましてくださったので少し安心しましたが、その日はずっと泣いて眠れませんでした…。

 

病室に移動して23時ごろ、母から「粉ミルク飲んでくれたよ!」という赤ちゃんの写真が送られてきました。

哺乳瓶をくわえる赤ちゃんの目が真っ赤に腫れていたので、きっと大泣きしたんだろうな…と思うとまた涙が。

家族にも大変迷惑をかけてしまいました。

 

翌日、ようやく出血が止まっていたのでバルーンを抜いてもらいました。

その後、尿の管を抜いてトイレに行く練習をしてからMRIを撮ってもらいました。

子宮の中はきれいな状態だったとのことで、もう出血することはないだろうと言われました。

 

そして2日後、貧血がひどい状態でしたが、赤ちゃんと離れているのは不安でしょう、と先生が心配してくださったので早めに退院させてもらうことになりました。

貧血の薬を多めに処方してもらい、大急ぎで荷物をまとめて帰宅。

赤ちゃんと3日ぶりの対面です。

顔を見たとき嬉しくてまた号泣してしまいました。

 

今となっては、たった3日間の入院で大げさに泣いて恥ずかしい限りですが、赤ちゃんと離れ離れになるのは本当に辛いことでした。

赤ちゃんの方は生後12日でまだよくわかっていない状態だったかもしれませんが、母親のわたしの方が不安でたまりませんでした。

 

そばに赤ちゃんがいないのにお乳が張ってきて搾乳するのが虚しくて…。

搾乳した母乳は冷凍して旦那さんに持って帰ってもらいましたが、MRIを撮った後の母乳は造影剤の影響で捨てるしかなく、ただ捨てるだけの母乳を搾乳するのは辛いものでした。

赤ちゃんにお腹いっぱい飲ませたいな…。

抱っこしたいな…。

そんなことを繰り返し考えては病室で泣きました。

 

赤ちゃんと引き離された入院生活を送ったおかげか、今はべったり赤ちゃんと過ごしていても特にストレスを感じることなく生活できています。

泣きぐずりですらかわいいな…と思えるくらい、一人きりの入院は辛かったです。

もう2度と経験したくないです。

 

出血の原因は

結局、出血の原因はわからずじまいでした。

考えられるのは

  1. 溜まっていた悪露が一気に流れ出た
  2. 子宮に胎盤の一部が残っていて剥がれ出た

この2つと言われましたが、MRIを撮ってもらったときにはすでに子宮がきれいになっていたので原因は特定できませんでした。

 

ひとつ気になっているのが、退院した日と翌日、ひどい腹痛があったことです。

退院する日は久々に病院の外を歩いたりするため、悪露が多く出る可能性があると助産師さんに注意されていました。

 

しかし悪露はほとんど無く、代わりに身動きが取れないほど酷い腹痛があったのです。

陣痛並みに痛かったので痛み止めを飲んでやり過ごしましたが、思い返せば、あのとき病院に相談しておくべきでした。

出産後の子宮の戻り、いわゆる後腹の痛みにしてはあまりにも痛すぎたので。

それが異常な出血の前兆だったのかもしれません。

 

まとめ

わたしのように退院後に出血するケースは非常に珍しいと言われましたが、産褥期は安静に、と言われる理由がわかった気がします。

 

出産という大仕事を終えた体は、わずか5日程の入院期間で完全に回復するものではありません。

産褥期はなるべく安静に、少しでも不調を感じたら病院に相談しましょう。

それは自分の体を守ること、イコール赤ちゃんを守ることです。

わたしのように「たぶん大丈夫だろう」なんて思わないでください。

わたしは実家に帰省していたので助かりましたが、里帰りせず、一人きりで赤ちゃんを育てていたら…と想像するだけで恐ろしいです。

 

また、病院に行くのが遅れていたら、最悪の場合、子宮を摘出しなければいけなかった、とも言われました。

スーパー安産でしたね!なんて褒められて浮かれていた自分が情けないです。

お産は今も昔も命がけ、なんですね。

 

冒頭にも書きましたが、産褥期は絶対安静に過ごしてください。

里帰りができない場合は旦那さんなど、すぐに誰かに連絡が取れるようにしておいた方がいいです。

体の調子が悪いときは無理をせず、行政の育児ヘルパーサービスなどを利用するのも手です。

 

自分の健康は我が子のため。

せめて子どもが自力で衣食住を確保できるようになるまでは、子どものためにも自己管理をしっかりしようと決意しました。

(と言って、腱鞘炎にもなったダメママなわたしです…。涙。)

 

 

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