斉藤犬子のスロウな日々

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育児日記とゆるく生きるためのアレコレ

妊娠出産は自己責任と言われるのが嫌だ!

こんにちは、斉藤犬子です。

今日の記事はタイトル通り「妊娠出産は自己責任だ」と言われるのが嫌い、という話です。

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自己責任という言葉が悪い意味で使われる

はじめに「自己責任」という言葉を聞くと、皆さんはどのように感じるでしょうか。わたしは「自己責任」と聞くとつい悪い意味に捉えてしまいます。

例えば治安の良くない国へ行って事件に巻き込まれた人がいると「そんな治安の悪い国へ行くんだから事件に巻き込まれても仕方がない。自己責任だ!」と言う人が必ずいます。または価格の安い物やサービスを購入して満足を得られなかった場合も「お金をケチったんだから満足できなくても自己責任だ!」と言われます。

このような場面で耳にするものだから、自然と「自己責任」という言葉を聞くと悪意を感じてしまうのです。

大阪風に言えば「あんたがそうしたいなら好きにすればええんちゃう。知らんけど」というニュアンスでしょうか。

つい「自己責任」という言葉を聞くと「あなたのすることに同意はできないから、不仕合せなことが起きてもわたしは知りません」と嫌味を言われているように感じます。

妊娠出産は自己責任だと言われる

自己責任という言葉はニュースなどで何となく聞いていましたが、実際に自分宛に使われたことがあります。それが妊娠中のことでした。

妊娠中に何か行動しようとすると「妊娠中なのにそんなことするの?まあ自己責任だからいいけど」と言われるのです。言われた瞬間は「えっ?」と違和感をおぼえました。「お腹の赤ちゃんがどうなっても知らないよ」と言われたようなものですからね。

コーヒーを飲んだりお寿司を食べたりといった些細なことから少し遠出をするときなど、あらゆる場面で「自己責任」という言葉を投げられました。

普通に結婚して妊娠するだけで、こんなにも「自己責任だ」と言われるのか…と、疲弊してしまうこともありました。

最近では無痛分娩での医療ミスに関するニュースにも「自己責任だ」というコメントがたくさんありましたよね。わたしの知人もニュースを見ながら「普通に産めばいいのに、わざわざ危険な方法を選ぶなんて自己責任だ」と言っていたので、とても気分が悪くなりました。

自己責任なんて言われなくてもわかっている

自己責任だと言われて嫌な気分になる理由は「そんなこといちいち言われなくてもわかっている!」からです。

妊娠出産は、ある程度の覚悟がないとできません。他人が簡単に「自己責任だ!」と言ってしまえるレベルではないのです。

妊娠した女性はつわりや日々変化する体調に耐えながら、自分のキャリアを諦めたり中断する決断も迫られます。仕事をしていなかったとしても、妊娠出産に関する環境の変化は凄まじいものがあります。

そんな中、赤の他人に「妊娠出産は自己責任だ。仕事を休んだり辞めたり、体調や環境の変化があって当然だ!」と言われても…。いや、あなたにいちいち言われなくてもわかっていますけど。わたしたちは自分の意思で妊娠出産するんだから、外野は黙っていてください。と思っちゃうわけです。

自分の意思で決めたことでも、どうしても付随する悩みがあります。愚痴だって出てしまうことがありますが、それを妊娠出産は自己責任だからぐちゃぐちゃ言うなというのは別の話です。

妊娠出産に関する誤解が多すぎる

妊娠出産に関して正しい知識を持っていない人が「妊婦なのにそんなことしていいの?」とか「無痛分娩なんて危ないだろう!」と思ってしまうことがあります。そして自分の想像を外れる行動をする人を「自己責任だ」と非難します。

例えばわたしが「自己責任だ」と言われたことに、コーヒーを飲む行為がありました。妊婦にカフェインはダメだ!と聞いたことのある方が多いのではないでしょうか。もちろん大量にカフェインを摂取するのはいけませんが、ブラックコーヒーを1日2、3杯程度なら飲んでも全く大丈夫なのです。

他にも、妊婦はナマモノを食べてはいけないと誤解している方も多いようで、お寿司や刺身を食べるときも「そんなもの食べて大丈夫なの?まあ自己責任だけど」と言われました。これも新鮮なものなら食べても問題ありません。もちろん鮮度が落ちたものはダメですが、それは妊婦に関わらず普通の人も同じですよね。

ちなみに「妊婦が食べちゃダメなものはないんだ!」と病院の栄養士さんに教えてもらうまで、わたしもコーヒーやお刺身はダメだと思っていました。

無痛分娩も海外ではスタンダードなのに日本では馴染みがないため、分娩に異常があった際に悪い印象が強調されてしまいます。出産は必ず安全というものではなく、無痛分娩以外でも何らかの異常は起きるものですが、何故かそれはフォーカスされません。無痛分娩以外の出産がスタンダードだから、わざわざ無痛分娩を選んで事故が起きれば自己責任と言われるのです。自然分娩や帝王切開で自己責任だ!なんて普通は言われませんよね。

さいごに

自己責任という言葉を使う方は「自分の考えと異なる他人を責めたくなる」性格なのだと思います。

わたしだって聖人君子ではないので気持ちはわかります。自分と異なる考えと遭遇すると気持ちの悪さを感じてしまいますし、自己責任という言葉を使う他人に対して拒否反応が出ます。

でも自己責任という言葉を使う人の感覚は、先に挙げたような大阪人がよく使う「あんたの好きにすればええんちゃう。知らんけど」というニュアンスに似ているのかもしれません。つまり、色々口出しするし思うことはあるけど自分は責任取らないよ、ということ。

だったら、もともと責任を持っているこちらと責任を取らない相手同士…あれ、利害が一致する?

自己責任と言われると何だかモヤモヤしてたけど、わたしに責任を取らせてくれるのだから、実は何も問題なかったのですね。笑

妊娠出産は自己責任だ!と言われる場面に遭遇しても「自己責任だから好きにします!」と胸を張って言ってしまえばいいのです。他人の言うことに従ったからと言って褒めてもらったりお礼を言われることなんてありませんし、他人が責任を取ってくれることも決してありません。

自分の責任は自分で取るというごく当たり前のことを、妊娠出産について言わないでいただきたいなあと、思うのです。

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